ホットミルク
--2か月前

「あれ?アレ、あれー?」

「どうしたの?優美」

「ハンカチがない!!」


廊下で夏梅と川口が騒いでいた。
俺はそれを見て、
素通りしようと思った。
だが、
俺の足元にそれらしきハンカチが落ちていて、


「もしかしてこれ?」


と聞いてみた。








「そうです!!ありがとうございます」











ものすっごい笑顔だった。
ハンカチ1つでこんなに喜ぶなんてばかばかしい・・・。
って思っていたが、
その日から気になっていた。






気が付いたら目が夏梅を追っかけていた。
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