‐Ever Lasting‐
「少し出かけませんか?」


クロは閃いたように黄金色の眼を大きく開いて言う。


「またあの森の中を抜けるの?」


昨夜はクロに言われた通りに付いてきたが、正直…きつかった。
それを往復するとなると気が滅入りそうだ…



「まさか。昨夜は急いでいたのであの場所を通ったのです。街へは家の裏手から出ることができます。」



それを早く言ってほしかった。
心配せずに済んだのに…


「でも、クロは大丈夫なの?また倒れたりしないでよ?」



「今のままの姿でしたら問題はありません。しかしこのままでは私はすぐに見つかります。」


そうか、今は夜じゃないんだ。

そういえば私も昼間にクロの姿を見たのは今日が初めてだ。

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