小ネタ没ネタ集
嵐々「じゃあ由依は……ん?」


言いかけて口ごもる。

服の袖を誰かにツンツンと引っ張られ、振り向くと由依がまじまじと見つめてくる。


あら、可愛らしい

じゃなくて!!


嵐々「由依、どうしたの?」


由依「ケーキおかわりないの?☆」


嵐々「へっ?
ああっ!!Σ」


“おかわり”という言葉に反応してテーブルの上の皿を見ると、1ホール丸ごときれいさっぱりなくなっている。

甘く見すぎた、由依の食欲を……。


嵐々「ごめんね。
ケーキはさっきの分しか用意してなくて……」


由依「そんなぁ……☆」


みるみるうちに、由依の大きな目に涙が溜まっていく。


嵐々「うあっと。
ケーキはないけど、お煎餅でよければそこに……」


由依「僕お煎餅も大好きっ!!☆」


すぐに機嫌をなおして由依はお煎餅に取り掛かる。


嵐々「はぁ~……」


嵐々(なんかものすごく動揺したわ……)


由依も常識人とは言いがたい。

この食欲といい、味覚といい……。


さっきから、お煎餅にどこからか出してきたハチミツをかけて食べている。


< 4 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop