Deep -刻まれた想い-


「先生っ!!
ほら起きてるだろ??」


「あっ、奈央ちゃん!!
具合は??」

さっきの男子が医者をつれて戻ってきた。


『大丈夫』

かすれたけど声が出た。

「うん。良かった。

落ち着いたら、またしっかりお話するから。

僕は、奈央ちゃんが入院してる間担当させてもらう北山です。
よろしく。こっちは...」


北山先生が男子のほうに視線をずらした。
< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop