天使を射止めよ、男達!!2nd
母様…父様……
毎度毎度…やらかしてくれるな…(泣)
私、さっさとこの家継ごう。
じゃないと桜木財閥が…あの自由人達の魔の手に…っ!!
「(く…空気わりぃいいいいー!!何でこんなめんどくせぇことになったんだ!!)」
「(心の声が筒抜けですよ。しっかりして下さい、辰志)」
「(あれ、俺すごっ!!テレパシー使えるっ♪声が聞こえるっ)」
「(きっと…今のこの雰囲気が…俺達にこのような力を授けた…)」
「(ちょっあたしにも聞こえるんだけどっ!!てかテレパシーとかどんだけぇっ!!)」
「(…………わん)」
「(アラタだけ犬語じゃん!!ちょっアラタァアアアア!!)」
「(キャウン…)」
「(………うん、あれだね。頭の良さの違いだ。あたし達との最大の格差のせいだよ。それしかない)」