ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
「宇佐、ハル、コイツ追い出せ。」





近くにいるはずの宇佐とハルに声をかけた。




すぐにめんどくさそうな宇佐と無表情のハルが出てきた。





「わぁ、宇佐久しぶり。」

「しばらく見ない間に黒くなったね〜腹が。」

「宇佐こそしばらく見ない間に変わったね、老けた。」

「同い年だろコラ。」

「忘れるくらい老け……失礼。」





なんか火花が…。




そういえば昔から時々こうやってやってたな。




あ、仲悪いのか…。





「で、こっちの人は初めて見るなぁ。若いでしょ?」

「ハル、答えなくていい。」

「ハルくん…。覚えた〜。」





いつまでこいつら巻き込んで世間話するつもりだよ…。




はやく帰れっつーの。





「宇佐、ハル。」

「はいはい。」

「はい。」






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