ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎優衣



あたしは3年になった。




カルテットは全員卒業した。




あたしは、抑制の意味で後を継げって言われたけど断った。





あたしは普通を目指してるからね。




まぁ、まだよく絡まれるけど。





今日は駿と出掛ける日。




まぁ…その…デート…。




なんかまだ恥ずかしいんだよね…。





「駿ー!!行こ。」

「おう…って足だしすぎじゃね?」

「今夏。暑いから。」

「いや、でも」

「親父みたいなこと言うな!!」





うん、やっぱり駿は親父って言葉が効くみたいだ。





「…行くか。」

「うん。」





手は自然に繋げるようになった。




もう恥ずかしくない。




よく恥ずかしがるとこおかしいって駿に言われるけど。





「あ、汐莉。」

「優衣。おはよう。デート?」

「う、うん。汐莉も?」

「そ。」






汐莉と宇佐はよく分かんないけどラブラブなんじゃねぇか?





「じゃあな!」

「うん。」





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