ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
そう思ってたらその日の夜、駿が部屋に来た。





それだけで嬉しいと思える。






「で、なんだよ?なんか用か?」





なんでこんな言い方しか出来ねぇんだよ!?




あたしは!!





「ん?いや…。最近親とどうかと思って。」

「あぁ…。」





駿は心配そうにあたしを見る。




考えてくれてたんだな…。





「全然普通だぞ!!電話とかも、楽しくなってきた。」

「そうか!」





嬉しそうに笑う駿。




それは反則だぞ…。






「あたし自身、気を使わないようにしてんだ。そしたら、父さんも母さんも前よりくだらないこととかたくさん話してくれるようになった。」

「ふーん…。良かったな?」

「…駿のおかけだ!!ありがとな!!」





マジでありがとう…。





「…駿?」





駿を見ると、片手で口元を隠してた。





よく見ると顔が赤い…?





「熱でもあんのか!?」

「お前なぁ…!!」






駿は大きくため息をついた。




なんでだよ!?





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