センセイと私の不可思議恋愛

部活で青春したい!!




今日の太陽もキラキラしてる。


校庭の脇に立つ桜の木。



桜は散って、葉っぱがニョキニョキ伸びてる。




そのうち、夏が来る。




「今日は、バスケ部やな」


「明日は、ソフトテニス!」



私と瑠美と姫華ちゃんは、毎日のように放課後に部活の体験入部に行ってて。


でも、ピンと来る部活が見つからんまま、あと残り少しで終わってまう。




「今んとこは、吹奏楽かな。でも、運動したいよな」



「私はバレーかなぁ?でも、先輩厳しいな~」



「私は、硬式テニスかな。あ~でも、微妙・・・・・・」






3人とも毎日言うことが変わる。





「結局、どこもあんまりってことやよな」





3人でため息をついた。





“高校では部活頑張りや”って


黒岩はよく言う。





絶対に、何かの部活に入って、燃えたいねん。





その日も次の日も体験入部で回ったけど、3人ともしっくりこんかった。




「何かが違う」



私がそう言うと、瑠美もうなづく。




「先輩が怖そうな部活が多いもんな」




姫華ちゃんもそう言って、下を向いた。




下を向いた時の、姫華ちゃんのまつげが、超かわいい。



ひそかに、私のツボやったりする。






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