君が好き!
「あぁぁっ!!同じクラスだよっ!!」
「…ホント!?やったぁっ!!」
ここは教室の前。
「2-3」というプレートがかかった教室の前で、
奏と二人、手を取り合ってはしゃぐあたしたち。
「…、じゃ改めてメンバー見てみますか?」
「そだね。まずは前後左右…」
あたしの前の席の人の名前のところに指をやったところで、
あたしの指の動きはピタリと止まった。
「えっ…?」
「…美奈ぁっ!やったじゃん!」
奏の弾んだ声。
えーーっ!?