[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~
私たちが話していると



「あれ?廉じゃん!」


こっちに向かって女の人が走ってきた。



サーフィンをしていたのか髪とウエットスーツが濡れていた。


「久しぶりぃ!何で最近来なかったの…よ…」


その女の人は私を見て言葉を詰まらせた。



「廉の彼女!?」


「違ぇよ。てか亜衣(アイ)調子どうだ?」


「めっちゃいーよ!今日は波もあるしね!」


亜衣さんは眩しいくらいの笑顔で答えた。
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