[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~
分娩室に移された私は台の上で痛みと闘っていた。



「はい、ゆっくり吸ってはいてー。」


私は指示通りにした。



「はい!力んで!」


私は力一杯力んだ。


「頑張って!頭見えて来てるよ!」



私はそれからも吸ってははいて力んでの繰り返しだった。




私は10時間以上踏ん張り続けた。



連絡を駆け付けたのか途中で廉が来た。
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