SugarⅡ
そんな2人が、こんなに性格の悪いあたしに話しかけているわけだ。
話しかけることすら出来ない子達もいるのに。
簡単に言えば女の嫉妬だ。
ほんとにめんどくさい。
「………昼ご飯食べるだけね、食べたら教室戻るから。」
「よっしゃーっ!」
ガッツポーズをする有明は、やっぱり一際目立っていて、冷たい視線があたしに突き刺さる。
「じゃあ弁当持って中庭行こうぜ、屋上は先客いたし。」
「あたし先に行ってるね!」
弁当を持っていた奈々はあたしと有明を残して先に行ってしまった。