SugarⅡ


「遅刻しちゃうんですって!;」


「いいじゃん、俺らと遊びに行こうぜ。」



あたしの目の前には、4人の不良様たちが立っている。


そして、その内の1人は、あたしの肩に腕を回している。




「あの…っ、ほんとに遅刻しちゃうんでっ……」



そんなことを言い始めて、早10分。 諦める様子のない不良様たち。



「今日ぐらいいいじゃんっ、なっ? 俺らと遊ぼうぜ!」


「やっ、あのっ…」



肩を組んだまま歩いていこうとするもんだから、必死で抵抗する。




「ちょっと遊ぶぐらいいいだろ。」
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