SugarⅡ
「付き合えて、嬉しくて…っ……やっとあたしだけを見てくれるんだ、って思ったのに…!」
姫仲が素直にならないのも、「好き」だと言ってくれなかったのも、俺に原因が合ったのか…
「毎日毎日違う女の子の話ばっかりして…! あたしのこと好きじゃないのは有明の方じゃない!」
そういえばそうだった。
付き合い始めても、前と変わらず女子と話していた。
あれがどれだけ姫仲を不安にさせる行為だったか、俺には分かっていなかった。
「ごめん。」
だから、今は素直に謝るしかない。
「姫仲の気持ち考えてなかった。」
でも一つだけ、言わせてほしい。
「俺はちゃんと、姫仲のこと好きだから。」