SugarⅡ
整っている顔立ちに、思わず見とれてしまった。
「あんたもさ、可愛いんだから気をつけろよ?」
その言葉に、頬が赤くなるのが、自分でも分かった。
「てめぇ、邪魔してんじゃねぇよっ!!」
周りにいた4人の不良が、小さな不良さんに殴りかかってくる。
「カバン持ってて。」
あたしにボソッとそう言うと、カバンを投げ渡された。
その瞬間、素早くしゃがんでパンチを避けた。
「遅っせぇんだよ、バーカっ…」