悪魔的ドクター
「それでいいって…そんな訳にはいかないだろ」
「それがいいの。ううん、それじゃなきゃダメなの…」
言ってる意味が
俺には理解出来なかった。
俺が柚花に出来る"助け"は
結婚だけなのか?
結局
この話に関しては何も触れられないまま、柚花はマンションをあとにした。
このまま帰すのはどうかとも思ったが、簡単に答えられる問題でもない。
今は俺も頭を冷やすべきだな。
♪~━…
ソファーに置いたままにしていた携帯電話が、着信を知らせた。
ディスプレイを見て溜め息。
発信者は姉の椿だから。
今度は何の用だ?
まぁ、だいたい検討はつくが…。
「何の用だ」
『大好きなお姉さんに、どうしてそんなに冷たいのかしら?』
「"大好き"ではない。冷たくもない。用があって電話したんだろ。早く言え」
『もう!本当に翔灯ったら、ド・エ・ス♪』
「切るぞ」
『待ってよ!わかったわよ。聞きたい事があって電話したの』
初めからそう言え。
『柚花さんに会った?』
「どうして知ってんだ?」
『女の感よ』
そんなバカな。
「それがいいの。ううん、それじゃなきゃダメなの…」
言ってる意味が
俺には理解出来なかった。
俺が柚花に出来る"助け"は
結婚だけなのか?
結局
この話に関しては何も触れられないまま、柚花はマンションをあとにした。
このまま帰すのはどうかとも思ったが、簡単に答えられる問題でもない。
今は俺も頭を冷やすべきだな。
♪~━…
ソファーに置いたままにしていた携帯電話が、着信を知らせた。
ディスプレイを見て溜め息。
発信者は姉の椿だから。
今度は何の用だ?
まぁ、だいたい検討はつくが…。
「何の用だ」
『大好きなお姉さんに、どうしてそんなに冷たいのかしら?』
「"大好き"ではない。冷たくもない。用があって電話したんだろ。早く言え」
『もう!本当に翔灯ったら、ド・エ・ス♪』
「切るぞ」
『待ってよ!わかったわよ。聞きたい事があって電話したの』
初めからそう言え。
『柚花さんに会った?』
「どうして知ってんだ?」
『女の感よ』
そんなバカな。