BestFriend
キーンコーンカーンコーン♪〜

『起立、気をつけ、礼』

『ありがとうございました』

一時間目の挨拶が終わった瞬間愛寧は教室を飛び出した。

「愛來ー。メール見たよ。愛寧も空みてた!!」

「っえ、マジ。すっごい偶然じゃん。」

「他にも偶然があったらいいのに」

「二人で見付けよ!!てか次体育じゃなかったっけ??」

「っあそーや!はやく、着替えよー」

「体育なにするんやったっけ??」

「50m走やでー。」

「えー、50m走とか嫌やわぁー。」

「はやく運動場いこー。」

「うん。」



キーンコーンカーンコーン♪〜

そして1組2組合同の体育が始まった。

体育の先生の名前は武田先生だ!!

『今日の体育は、50m走です。クラスごとに並んで下さい』

「はーい」

っと挨拶したのは、愛來と愛寧の二人だけだった。

二人は、恥ずかしくなって、顔を見合わせて笑っていた。

『はやく並んで下さい!!』

「愛來いこぅー」

「うん。待って〜」

“よーいスタート”

“次いくよ、よーいスタート”

みんながタイムをはかり終わった後二人は、はぁはぁ言いながら喋っていた。

「愛來タイム何秒??」

「7秒6、愛寧は??」

「7秒6!!」

「てか一緒やん」

「やばいな!!走る速さも同じとか偶然こえてる」


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