ヒミツのお姫様☆2nd
――それから。
私達は、一番人の気配がないところへとやってきた。
ここには、音楽室、理科室、家庭科室、などの授業で使うときしか来ない特別教室ばかりがある階。
だから、放課後なんて人の気配は、怖いほどない。
さっきから私は、花梨ちゃんより少し先を歩いている。
会話は、私が校内のことについて説明するくらい。
そんな私の背中に、
「……あの……」
静かなこの空気に消えてしまうような声が当てられた。