ヒミツのお姫様☆2nd


爽に向かって少し大きめな声を上げる。



すると、爽はゆっくりと私の方に足を進めながら


「……何がって、全部だよ」



眉間にシワを寄せ、だるそうに言い放った。




「……ぜっ全部っ!?」


えっ!?
もしかして……私のこと嫌いになっちゃったの……?



全部って……。


爽のこと好きなのは私だけ?



結構ショックを受けた私は、瞳に涙を浮かべてしまった。

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