ヒミツのお姫様☆2nd



それから全力疾走して数分後。



「あったー」



教室に着いた私は、机の中から教科書を出した。


よしっ!今度は戻らなくちゃ!!



もう時間がないっ!!



……ってか、もう遅刻は決定かな。


う゛ぅ……。


頑張って走ったのに……。


「はぁ……」



私がため息を吐いたのと、


――ガラッ!!



教室の扉が開いたのは、


ほぼ同時だった。


< 186 / 216 >

この作品をシェア

pagetop