ヒミツのお姫様☆2nd



目の前にある爽の顔。


爽は、ニヤリと不適な笑みを見せ、また口を開いた。



「それに……椿原がこの学校に来たとき。
2週間前……。
俺、おまえに、2週間後、覚悟しとけって言わなかったっけ?」



た、確かに、そんなようなこと言われた……けど!!

今、こんな場所で言うことじゃないでしょーっ!



真っ赤になった自分の顔を冷やすように、私は、頬に手を当てた。


「ふっ……真っ赤……。
でも……キスしたいくらい可愛いよ」


「……っ////」



ど、どーしちゃったの?

爽、いつもそんなこと言わないのに……。



爽を横目で見ると、なんか笑ってるし……。



コイツ、私の反応見て楽しんでるし〜っ!!



ムカつく〜っ!!


ちょっとでも、爽の甘い言葉にドキッとした私がバカだった!


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