いちごおれはお好きですか?



『じゃあ私は帰るねっ。また明日ね、桐乃♪』


美也は手を振りながら教室を出ていった。



「あの、先輩…」


先輩は私の言葉を遮るように私の手を掴んで歩き出した。


無言のまま歩く先輩。
こういう空気嫌だなあ…

学校の門を出たところで、先輩は立ち止まった。





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