いちごおれはお好きですか?




私はそのまま授業をサボった。



…保健室で。



屋上行きたかったな。

でも屋上に行ったら、絶対椎名先輩に会う気がする。




「椎名…先輩、」



私が教室に戻ろうとしたときだった。




ガラガラッ…―――



『桐乃ちゃん!』




「…柚月先輩?」



息を切らした柚月先輩が保健室に入ってきた。




『陽斗と…何かあったの?』




「…え?」




『陽斗が…桐乃ちゃんに避けられてるって言ってたから』



っっ…



『桐乃ちゃん?!』





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