いちごおれはお好きですか?




『じゃあ何で朝俺を避けた?』



「それは…」




『やっぱり、嫌いなんじゃねーのか?』




「違います!」



椎名先輩は真っ直ぐな目で私を見つめている。



「椎名先輩の…、評判を下げたくないんです。」




『は?』




「私が椎名先輩と話すと椎名先輩の評判が下がるから…」



また涙が溢れた。

もう関われないのかな。



『馬鹿じゃないの、早瀬』




「…ぇ?」






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