【短編】花咲か兄さん【企画】
花咲か兄さん
*花side*
月曜日、私はぽーっとしっぱなし。
「花ぁ。
みっくんと何かあったでしょう?」
南に言われてビクっとする。
手を繋いだこと。
抱き締められたこと。
耳元で大好きって言われたこと。
思い出しただけで
顔が真っ赤になってしまう。
「ま、2人のことだから
ようやく手を繋いで
勢いでバグまでいったって所かな?」
「え、な、ななな何で知って…?」
「あー、やっぱりそうなんだ。
ふーん。
バグしたんだぁ」
南は意地悪く言う。
うぅ……南のバカぁ。
「ふふ。
良かったね花。
頑張った甲斐があったじゃん」
そう言って南が頭を撫でてくれた。
素直に嬉しい。