突発部屋

( あ )



授業中にふと外を見てみる。

電柱には2匹の鳥が仲良く止まっている。

「ああ、何か、幸せだな」






「雨のせい」

なんで悲しいんだろう。

別に何かあったわけでは、ないのに…

きっと、雨が降っているせいだ

僕が悲しいのは、

僕が泣いているのは、






「秋は夕暮れ」
少し高い丘に立つ。僕の後ろには大きな夕日がある。沈むにつれて、家の灯りがついて来る。

「――、――――」

『はーい、今行くよ』

僕を呼ぶ声が聞こえる。僕が大好きな声。

沈みかけている夕日をじっと見つめた後、僕はその声の方へ、駆けていく。






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