呪縛の蜘蛛

「ずっと何してたの?」

バイトを終えた由佳が私服に着替えて俺の向かいに腰掛けた。

「さっき話途中になっちゃたんだけどさ、金田くんの」

「ああ」

「ちょっとここ出て話せない?」

「うん、いいよ。」

由佳はコーヒーの代金請求書を持って行き精算を済ませた。
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