緋い龍  NO.Ⅰ


もう、面倒臭くなったんだ...



だから、わたしは少し眠ろうと思う。








ポタッ



「あ」


ゆきだ。

雪が降っている...

そういえば、今日はクリスマスだった。


完璧に忘れていた。


頬に落ちたそれは

わたしが上を向くと、

ツーっと下に堕ちる。


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