ミニでなにが悪い!!
“私があんたの?バカにしないでよっ!!”
グサッと刺さっていく刃は深く深く心を蝕む。
“ど、して”
わなわな、唇が震えて上手く言葉を紡げない。
肩が、視界が揺れる。
立っていられなくてヘタリとその場に腰を下ろした。
涙が出てこない。あるのはポッカリ空いた心の穴と果てしない絶望感のみ。
“沙羅”
そう呼ぶ声にいつも安心できた。
私はここにいるんだと実感できた。
“あんたは、私の大切な人だから”
そう、廃れた私の心に癒しをくれたあなたがなぜ…―――――?
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