ダンデリオン*リング ~真心の愛~
「じゃあ、ここまでだね。
 一緒に帰れるの」

「うん!亜美もきおつてね~。 
 ばいば~い、また明日~」

「うん、バイバイー百合!」


二人はいつものファミレスの交差点で、

お互い分かれて帰って行った。


私は一人、帰り道を歩いていた。

夏の暑さで、アスファルトが、

暑くなっている。



夏休みに友達と旅行って、

2年ぶりだな。

加奈と巴も元気にしてるかな?

別々の高校に行ってしまったから。

メールも時々しか、しないし。

でも、二人に浩史と付き合うって、

メールしたら、びっくりしてた。

はは、まあ中学時代のことを、

知っている二人にしたら、

驚くのも当然の、結果だった。


『亜美、あんた本当に!?
 月城君と付き合うなんて・・。
 まあ、気お付けなさいよ?』


『亜美が浩史君と付き合うね。
 おめでとう、って言っとくね。
 アレは昔の話だしさ』



加奈と巴とも色々あったんだよね。

恋に脅えて、逃げてた頃の私を

とても知っている二人。

二人と今でも、親友だよ。

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