侵す領域、笑うキミ。
いつの間にか、本棚に背中を押し付けられていた。右手を本棚に縫い付けられて、彼の熱い息が耳朶に触れる。
彼の細い指が私の頬を撫でた。
「ねぇ、したい」
言うや否や、彼の舌が口内に侵入した。ぬるりとした感触に甘い痺れがぞくぞくと背中を走る。
…襲わないって言ったくせに、嘘つき。
声にならない文句を唾液に混ぜて彼に流し込む。
彼が笑う気配がして、正直な身体は侵される喜びに震えた。
...fin.
彼の細い指が私の頬を撫でた。
「ねぇ、したい」
言うや否や、彼の舌が口内に侵入した。ぬるりとした感触に甘い痺れがぞくぞくと背中を走る。
…襲わないって言ったくせに、嘘つき。
声にならない文句を唾液に混ぜて彼に流し込む。
彼が笑う気配がして、正直な身体は侵される喜びに震えた。
...fin.

