片思い?両思い?
「なんなんだよ!!お前ら!!」

「え~?俺らぁ?この子の彼女っ♪」

そう言って、俊は愛歌を抱きしめた。

ってえええ?!か…かのじょぉ?!

愛歌…顔赤いし。

「……ちっ。何だ。男持ちかよ。」

「じゃ、じゃーそっちの女は?」

もう1人のチャラ男が聞いた。

え?それって…あたしのこと?

「い…いや…あたしは…」

「これ。俺の彼女。手ー出したの?」

ええーーーーー!?

「男持ちじゃしょーがねぇよ!オイ、いこーぜっ!」

どうやらそのガン飛ばした顔が恐かったらしく、チャラ男たちは逃げていった。

「………。」

「………。」

これって…どういう状況…なの?

「あの~…」

マズ、お礼お礼!!

「助けてくれて、ありがとうございました。」

ぺこりと頭を愛歌と下げる。

「なんのなんのっ!気にしないで。それより…ケガ…してない?」
「えっ……あ、大丈夫です……。」

愛歌…もっと赤くなってるし。

「確か~…愛歌ちゃんだよね?」
「へっ?あ、はい…///」
あーあ。もう完全だめだこりゃ。。。

まぁ、名前覚えてるんだねー…。

「友香は?大丈夫なの?」

わあああっ!!そ、そんな顔近づけて呼び捨てだなんて!!////

自分でも、顔が赤くなっていくのが分かった。

「だ、だだだ大丈夫ですぅっ!!」

あ…声、裏返っちゃった…。

「ふ~ん。なら、いいけど。」
「じゃぁ、家まで送るよぉ!ね?」

「は…はい~………。」

なんか…よく分かんないけど…いっか…。

ある意味、いつも女の子で周りがいっぱいだから話せなかったけど、家まで送ってくれるんだし!!ラッキーだよね♪

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