思い出は消えない
それから、私と萩夜は

少し話をした。

「真嬉…ありがとな…。いろいろ…迷惑…かけてわりぃ…。」

「何言ってんの。真嬉は、萩夜といたいから、一緒にいるんだよ。迷惑とか、そんなの何も無いよ。」

「ははっ。」

「何で笑ったの?」

「真嬉の眉間に…しわよった…から。」

「もぉ、萩夜ったら。
そろそろ寝たら?7時だよ。今日は真嬉がずっといるからね!」

「…マジで。嬉し!」

萩夜は疲れたのか

すぐ寝てしまった。

私もいつの間にか、

萩夜が寝るベッドの上に

頭を乗せて寝てしまっていた。
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