恋するマッシュルーム
別にコーヘーに可愛いとか、綺麗だとか言って欲しい訳じゃない。
そんな事コーヘーが言う訳無いって初めから分かってる。
だけど、せめて私を褒めてくれなくても、水着ぐらいは可愛いって思って欲しかった。
いつもバカとかブスとかデブとか酷い事しか言わないコーヘーでも、せめて水着ぐらいなら褒めてくれるんじゃないかって、ものすごく淡い期待をしていた。
だから、もしかしてコーヘーにバカにされるかもって不安はあったけど、それでも勇気を出してビキニを着て来たと言うのに…。
デリケートな女心なぞ全く理解しないこのクソキノコは、一番言われたくない言葉を吐きやがった。
今度という今度は、本当に傷ついた。
絶対に許せない…
このクソキノコ!!
「じゃあ、もういいっ!」
本当に本気で傷ついた私は、ムカつくクソキノコなんてこの暑さで茹だっちまえ!とばかりに、コーヘーを置き去りにして走り出した。