恋するマッシュルーム
「勘違いしないでよね!私はキノコグッズが好きなんであって、別にコーヘーとは全然関係ないし!っつーかコーヘーなんて全く可愛くもな……」
そうだ、コーヘーなんて可愛いくも何とも無いと…
全くもって関係ないと、強く否定したかった。
だって、キノコは可愛いけれど、キノコーヘーのキノコは可愛くないからだ。
全然可愛くない。
見れば見る程可愛くない。
長年付き合えば付き合う程に可愛いくなくなる。
むしろ毒吐きキノコだし。
だけど…
そんな私の否定の言葉は、このクソ可愛いくもないキノコの言葉で遮られた。
それはそれは…
とっても卑猥に!
『その可愛くもないオレのキノコに処女を奪われたのは誰だ。』
ちょっ…
ちょっ……
ちょっとー!!!!!!
18禁オヤジワードが聞こえて来た気がするんですけどっ!?
えっ!ウソだろ?と確認したくなる程の低俗レベル発言に、
私は思わず目を見開いてコーヘーを凝視してしまった。