恋するマッシュルーム

『言っとくが、オレのキノコは可愛いっつーレベルじゃねぇぞ。』



………。


あのな…キノコ、


そんなトコ見てねぇよ!


オマエの股間なんざ確認しとらんわ!!



「もういいから…それ以上言わないで!」



段々頭が痛くなって来た…。


さっきから驚愕の事実ばかり暴露されて、頭と心がついていけないっつーのに。



記憶のないままコーヘーに抱かれた事も、


体中キスマークだらけだった事も、


私がコーヘーを好きだったって事も、


コーヘーが私を好きだったって事も、


全部全部、


青天の霹靂過ぎて、私の脳内許容量を超えている。


パンク寸前で何とか留まっているぐらいだ。

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