幼なじみ
「結衣は…結衣は俺の
 女だ。」



ねぇどうして?



どうしてそんなに
真剣に言うの?



「結衣。
 もう1度俺と付き合って?」

「っ…。」

「俺…結衣が好き。
 俺のとこに戻って来て。」

「悠仁っ。」



ずっと待ってた言葉。



ずっと言って欲しくて
たまらなかった言葉。



「返事は?」

「はいっ!!」

「ってことだから。
 生徒会長の出る幕なし。
 分かったらもう結衣に
 近づくな。」



チっ



「先…輩?」

「もうちょっと早く
 手出しとくべきだったな。」



キャラが違う…。



「会長さん。
 俺の結衣だから。
 分かってるよな?」

「さぁ?
 君の守り次第じゃないかな。」

「何だと…?」

「俺はまだ結衣ちゃんを
 諦めてはいない。
 それだけは覚えておいて。」



先輩はそう言い残して
出て行った。




< 122 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop