幼なじみ
「え!?悠仁っ!?」

「お袋うるせぇ。」

「何で?結衣ちゃんまで。」

「サボりだっつーの。」

「あ、サボりね?
 あたし今から出掛けるから。」

「おぅ。」



納得すんだな。



「仲良くね♪」

「う、うるせぇっ。」

「悠仁…?」

「行くぞ。」

「うん。」



お袋は一言多い。



ま、結衣は気付いてねぇ
みたいだけど。



「結衣?」



俺は優しい声で呼んだ。



案の定結衣はオドオドしてる。



「な、何?」

「結衣は何も気にしなくて
 いいから。」

「悠仁…。」

「結衣は、俺の傍に
 いればいい。」

「////」

「俺が守ってやるから。」

「ん。」

「でも1つだけ頼む。」

「何?」

「アイツに近づくな。」




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