SUMMER TIME LOVE
家に着いたあたしはシャワーから出た後自室のベッドに倒れ込んだ。
「はぁ…」
ほっぺにチューなんて別に大した事じゃないのかな?
それに一ノ瀬君何か怒ってた?
紗都が言ってた、一ノ瀬君の悲しい瞳はあたしのせいだっていうのもわかんないしっ
あぁ…
何か疲れちゃったよ…
そんな事を考えながらふとテーブルに目をやるとアルバムが目に入った。
紗都、見っぱなし…
あたしは何気なくベッドから寝たままの状態でテーブルの上のアルバムに手を伸ばし、適当なページを捲った。
「…!?!?」
写真が目に入った途端ベッドから起き上がろうとして焦って転げ落ちる。
そんな痛みなんか感じない程の衝撃が目から飛び込んできた。