SUMMER TIME LOVE

「っておい!?おまっ…泣いてんの!?痛いのかっ!?」



あたしの涙を見て、急に一ノ瀬君が慌てだした。



あまりの慌て振りにあたしはプッと吹き出してしまった。



それを見て一ノ瀬君はホッとした顔で、



「泣くか笑うかどっちかにしろよ」



と言っておでこを軽く指でツンッとされた。



「……き」



「え?」



「好き……」



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