これはあなたへのラブレター


それから
純くんの魔法は完全にとけて
奈菜との関係は
また少し悪化した。



いつもどこかで
ひとりぼっちなきがして、

そのたびに純くんに話を聞いてもらっていた。


そのうちに
他の人より先に部活にもどった私は
純くんとその友達と
かえるようになって………



いつもの交差点を通りすぎたところから
純くんと二人きりでしゃべったりできるのが
一日のなかで一番楽しかったりして………


こうして
もうどうしようもないくらい
純くんへの想いはふくらんでいった。



だから、少しでもこっちを向いてほしくて、
大好きな甘いものをがまんして
ダイエットしたり

大嫌いな運動を始めたりして

私なりの努力をして
私は残りの中学校生活を
すごしていった。




< 59 / 86 >

この作品をシェア

pagetop