幸せの寄り道



「中国語楽しい?」


歩いているとそんな事を聞かれた


「え、まぁ楽しいかなぁ?」



私は考えながらそう答えた

すると先生が笑いだした


「なんでそんな曖昧なん!?」



えっ!!

私はなんで笑われたのか分からなくて先生をみていた



「あ、いやなんかまだあんまり具体的なことしてないから…かな?」



「ふ~ん♪俺も大学でやりよったんよ!!」




先生がすごくニコニコしながらそう言った



その笑顔がなんだか少しかわいく思えた


それから3階まで私はうつむきながら先生と話した



階段をはさんで右側が先生、反対側が私の行く場所だ


私が行こうとすると先生が横からスッと顔をのぞき込んできた

「わっ!!」

私がビックリして声をあげると先生はにっこりした

「なんだ、いきなり元気なくなるから心配したじゃん。」



………へ?


私はあまりの顔の近さに頭が真っ白になった



そして顔が火をふくように赤くなるのがわかった



「あら、顔赤いね。熱ある?」


先生はそのままおでこをくっつけた



「ちょ、先生!!熱なんてないし大丈夫だからってか近いっ」



私は勢いよく先生から離れた


そしてまわりにいた生徒がみんな見ていたことに気がついた




「大丈夫ならよし!!安心、安心♪」



そう言って頭をポンっとして歩いていった





なによ今の…

沙耶がいなくて良かった~
これからは気をつけないと


そう思いながら私は教室に行った



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