幸せの寄り道
「そろそろ会場に入ろうよ!!」
会場には私と美咲と幸奈と小林君と内田君が先に入り、弘樹君と茜ちゃんが裏まで聡太君を案内して私たちが裏から聡太君を入れることになっていた
幸奈も到着して私たちは計画通り動くことになった
「じゃあ弘樹君、茜ちゃんよろしくね!!」
私たちは会場入り口に行くとそこで名前の確認をされてそのまま中に入ると一番奥のドアへ向かった
「もう着いたかな?」
「ノックしてみようぜ!!」
小林君がノックをすると同じように返ってきた
「開けよう。」
内田君はそう言ってそっとドアを開けるとそこには聡太君たちがいた
「うまくいったな!!」
小林君は少しテンションが上がったようでとても楽しそうにしていた
聡太君を会場に入れると弘樹君たちは「じゃあ」と言って帰って行った
「すごいな、これ学校でやることなのかよ…(笑)」
聡太君は会場を見渡してそう呟いた
「なんかね、ここの学校の理事長の奥さんがお金持ちでお金の出資してくれてるんだって!!」
美咲は情報ツウでいろいろと知っている
「それで、今回はさらにレベルアップしてるんだって!!なんかその理事長の奥さんに気に入られてる生徒がいてその子のためだってさらにお金出してくれたって聞いたよ!!」
美咲は楽しそうに話すとその生徒が誰なのかとキョロキョロしていた
「でもすごいな!!理事長の奥さんに気に入られるなんてな(笑)」
内田君は驚いたように笑っていた
「陽向、幸奈ちゃんとちょっと会場回ってきなよ!!」
「え、美咲は?」
「私はちょっとその生徒探してくる♪」
そう言って美咲は他の子のところへ行ってしまった
「じゃあ、ぶらついてくるか…。みんなも行こうよ!!ってあれ?」
振り向くとそこには聡太君と幸奈しかいなかった
「2人は?」
「えっ?あれ、さっきまで居たけどな…。」
「え、じゃあ3人でまわろっか…。」
結局私たちは3人でまわることにした