幸せの寄り道



「おい、恐い顔して固まるなよ」



「…………。」



「無視か?こら。」



「……え?」


私は先生が軽く頭を叩いて気づいた



「どうしたんだよ?」


「なんでもない。ちょっと疲れたみたい…」



少し笑いながら見上げて先生を見るとほんとに心配している顔をしていた



「大丈夫か?」



「…ぷっ。先生心配しすぎだよ~」



そんな先生を見るとさっきのこと忘れるわけじゃないけど、それでもいいや。


きっと先生に恋をしている時はこんなことずっとつきまとうんだ


だったらもっと好きになったっていいかもしれない






「なんだよ、人の顔見て笑いやがって」



「帰ろうよ!!」



「遅いのはどっちだよ!?」



「え?私かっ!!」



そんなことを話ながら下駄箱まできてお互い靴に履き替えた



「ちょっと車とってくるわ!!」


「うん、ここにおるよ?」



「うん」



先生は返事をして駐車場まで走っていった





もう空暗くなってるなぁ




あれ何の星座かな?




先生ならわかったりして (笑)




「あれ、夏川先輩ですよね?」



声のする方を見ると後ろで知らない女の子が笑っていた


「そうですけど、誰?」



私がそう尋ねるとその女の子は目の前まできた







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