幸せの寄り道
~沙耶~
今日も先生は陽向ばっか
どうせ陽向はウチが見とらんとこで先生に媚びよるんよ
授業が始まった
「ほんま先生っぽくないよねぇ~」
ウチがそう言うといつも少し困った顔をして先生をフォローする
「前回どこまで書いたかいね~?」
ほらまた、先生はいっつも陽向のほうに行く
ウチだってノートぐらい書いとるよ!?
2人がノートをみながら目線をあわす
なんか親しすぎるんじゃないん
少しイラっとした
先生は黒板のほうに行った
「いいね、先生に好かれて」
いつの間にかそう言っていた
もう癖になってる
そしていつも困り果てた顔でこっちを見てくる
その顔いやっ!!
見たくないから前を向いた
陽向も前を向く
それから陽向は授業を真剣に受けていた