相伴って比例するイケナイ関係






「秋?」


「一緒に帰ろうか」


「え?一緒に?秋、部活があるんじゃないの…?」


そう時計を見ると現在4時




いつも、部活でほとんど遅くて、たまに一緒に帰れるとしても部活が早く終わる時だけでこんな時間になんて事は滅多にない


なのに、なんでだろう…



「あぁ、今日は久しぶりの休み」


そ、そうなんだ…


どうしよう、嬉しい



つい口元が緩むとそれを見ていた伊織が目を細め笑う



「あーあ、なんかラブラブしちゃってさ」


「羨ましいでしょ」


「そんな事いつまでも言ってるから、ゆやに無理させるのよ。女の子なんだから考えなさいよー」



伊織がそう言った瞬間


ヒヤリと手に汗が滲む


伊織、余計なこと言わないで…!




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