相伴って比例するイケナイ関係






頭を秋に向けて傾げると彼は少し言いにくそうに小声で呟く




「久しぶりに…するか」


「え?」


久しぶりに?する?それってデートのこと?


「えっと、今してるけど…」



「ゆや、それはわざとか?」


「は?」



少し眉間にシワを寄せながら言うと少し私から視線を外して再び見る



「俺だって男だから、休みで好きなヤツと一緒にいられるなら色々考えるんだけど」


「………………あ」


少し色っぽい視線で囁かれて、やっとその意味を理解する



そうか、私…秋となんて、ここ暫くしてなかった


黒崎くんとばかりで…




って、秋といるのに何黒崎くんの事を考えてるんだろう



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