相伴って比例するイケナイ関係








「だ、だって」



「それより、のろけてる暇なんてないんじゃない?」


「え?」


伊織がそう言い廊下を指さすと、その先には秋と女の子が何やら話している


「…あ」


「告白かな」


気になって、つい見つめていると二人で歩き出してしまう



「行かなくていいの?」


「あ…うん」


「なんで?」



「そーゆう約束だから」


「は?」


意味が分からない、と言う顔だ


「なにそれ」


「んーと、それは…」



「ゆや!」


伊織に説明をしようとした時、クラスメイトに名前を呼ばれる


「え?」


振り向くと、教室のドアをさしながら"お客様だよ"と言い、その人を見ると思わず顔がひきつる





.
< 40 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop