君のトナリ
生暖かい風が私の火照った体を撫でていく。

涼しいと感じていた私の体は春斗の一言でまた火照りだした。

「いいよ。」

私に聞こえてないと思ったのか、同じセリフを今度は少し大きな声で言った。

え、今いいよって言った?

何が?

いいよってどうゆう意味?

待って。

今私好きだから付き合ってって言ったよね?

それに対していいよって言ったってことは………!??

「聞こえたか?」

反応のない私に痺れをきらしたのか春斗が振り返った。
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